【どんどんのぼると着く家  ペイユ(フランス)】  青木 美和
南仏には、オムライスにのせたケチャップのような村がたくさんある。
丘や山の上に貼り付くように密集した住宅群。隣家どうしが壁を共有した長屋状態で、村全体がまるで一つの要塞。中世の頃、サラセン人の襲撃を避けるためにできたものらしい。これがいわゆる鷲(鷹) の巣村 で、現在でもちゃんと普通に人が住んでいる。(ときどきロバも住んでいる。)住んでいるのだから、買い物に出かけたら帰らなくてはならない。まず山をのぼり、細くてくねくねした坂道をのぼり、さらに階段をのぼると着く、いとしの我が家。駐車場ナシ、ペット可、石造、格安物件多数。風呂は無いんだろうなあ・・・。